「社長学」と名付けた本当の意味

一倉定先生の「社長学」という本はS43に産能大から出版された。

その前には、S38に「あなたの会社は原価計算で損をする」という衝撃的な本を出し、その後2冊を技報堂から出版している。

S41にスター精密に15人の社長と見学に行き、佐藤誠一さんから話を聞き一倉理論を構築したんだろうと思っている。

そして、社長のためだけの社長学を完成させたのだと思う。

 

はしがきには、次のことが書かれている。

「コンサルタントに指導してもらったが、少しも効果が上がらないというのだ。その原因は、コンサルタントが自分の専門分野のテクニックを振りまわして、それを企業に押しつけているからである。」

この本は、一倉理論の根本である社長のことが書かれていると同時に世の中のエセコンサルに対しての警告本なのです。

今の時代になっても、社員第一主義だとか言っているアホコンサルタントにも読んで頂きたい。

2020年01月04日 | カテゴリー : ブログタグ: ,