1.社長が高い売上げ目標と、利益(売上げの10%)を明示する。
2.残りの90%から、統制不能費と未来事業費を天引きする。
3.残りですべての経費をまかなう。というのが基本線になっている。このように、企業の予算は、企業の目標からきまるものでる。
ダソクながら、一言つけ加えておきたいことがある。それは未来事業費(「6・4未来事業費」参照)である。会社の将来をきめる未来事業費を、苦しいからといって、不用意に切りつめることは絶対にしてはいけない。そんなことをしたら会社の将来を危うくする。卜ップの情況判断と堅い決意によって、未来事業費の予算をハッキリと示すべきである。予算は総額で少なければ少ないほどよいというものではない。現事業と未来事業は、全然別の次元にたって考えなければならないものなのである。
一倉定