一倉理論の中には、「春のピクニック理論」がある。
「マネジメント理論には、競争の理論など無いから、春の野のピクニックの話題のようにのどかなものになっている。一倉定」
一倉定先生が一番大嫌いな内部管理のマネジメント理論のことをさして言っている言葉なのである。
ついでに、一倉定先生が講義の中で相場の格言を言っていたことを思い出したのでここに記しますね。
「人の行く裏に道あり花の山」
株式投資の格言といえば、何をおいてもまず出てくるのが、この言葉である。投資家は、とかく群集心理で動きがちだ。いわゆる付和雷同である。が、それでは大きな成功は得られない。むしろ他人とは反対のことをやった方が、うまくいく場合が多いと説いている。