来るべき危機に備える道

来るべき危機に備える道は、
第一には、変化の方向を見定めて、それが我社に及ぼす影響を予測し、それに対応するための我社の事業の方向づけである。
第二には、今のうちに高収益をあげて、財務的な蓄積を厚くすることである。
蓄積こそ、危機に際して危機突破に必要な時間をかせいでくれるものである。
以上の二つのことを、並行して死にもの狂いの努力を続けなければならないのである。
土壇場になってからでは間に合わないのだ。

昭和54年4月 記 一倉定

2020.0228解説

2020年02月28日 | カテゴリー : ブログタグ: ,

追記

1.は、一倉定先生が常に言っている事業とは市場活動であるということから理解できると思います。 2.については、資金運用の重要性を言い続けた一倉定先生だから言えることですね。松下幸之助が言っていたダム式経営にもつながります。 死にもの狂いの努力は、稲盛さんの言う誰にも負けない努力と同じですね。(^o^) 2020.0228