お客の要求に合う事業構造をとれるか、とれないかで、会社の業績は基本的にきまってしまう。では、そのような事業構造をつくりあげるには、どのような原理に従えばよいのか、ということになる。
その原理は、決して難しいものではない。それどころか、極めて常識的なものだと言えよう。
大きく分けて4つになる。
1.切り捨ての原理
2.機会開発の原理
3.集中の原理
4.動機づけの原理
一倉定先生の考える事業構造の原理は、当初は、上記の4つでした。
一倉式の方針書は、基本方針に
1.お客様第一主義
2.重点主義
を掲げていますが、2.重点主義は、事業構造の原理の3.集中の原理から導きだされるものだと思っています。